私は、2024年3月末で仕事を辞め、家族5人で埼玉から鹿児島県与論島に引っ越してきました。
家族構成は 夫45歳(元消防職員) 私44歳(元特別支援学校教員) 息子(中学1年生) 娘(小学4年生)娘(小学1年生)の5人家族です。黒猫ちーちゃんもいます。
なぜ与論島?
なぜ与論島かというと、夫の強い願いだったからです。
夫の両親がここ与論島の出身で、夫は子どもの頃から帰省で遊びに来ていて、楽しい思い出がたくさんありました。「いつか住みたい。」と結婚する前からずっと言っていました。
子供の頃から大好きだったこの与論島の景色を子どもたちに見せたい。
自分が与論島に行かないと、親族がいずれ誰もいなくなってしまう。(現在生存している親戚が高齢なので)
自分が与論島に住めば、また親戚や友達の誰かが与論島に興味を持ってくれて、島に遊びにきてくれるかもしれない。
とにかく、与論島愛が強くて、心の故郷である与論島に住み、島のために貢献したい!という思いを度々語っていました。
結婚当初の私は、いつか行ければいいか・・・なんてぼんやり考えている程度で、実際に島に住むなんて現実感がない夢物語でした。
結婚後はフルタイム、3人子育て
私も島で暮らすことや、子育てすることに憧れがあり、いつかやってみたいという思いがありました。でも、結婚した頃はまだまだ仕事も覚えたてで、せっかく入った仕事を辞めて島に行く選択はなく、埼玉で子どもを産み、一軒家も買い、子どもを保育園に預けながらフルタイムで働く毎日。
野菜作りに憧れて、近くの畑を借りて挑戦するも、小さな子供を抱えてフルタイムの仕事をしながら畑で野菜を育てることは、想像以上に厳しく、断念。
3人の子どもが小学校に上がる度に、移住を検討しましたが、島に行っても住む家はないし、今住んでいる家のローンもあるしで結局移住できず、コロナもあって老後でもいいかと思い始めていました。
保育園に子供を預け、フルタイムで働き、家事育児をこなす日々。ありがたいことに実家が近いので、よく助けてもらいました。また、信頼できる保育園に預けることができたので、とっても勉強になったし、お母さんお父さんたちとも仲良くなって忙しくも充実した日々を送ることができていました。
でも、もっと丁寧な暮らしがしたい。時短・簡単で便利な家電ばかりに頼るのではなく、環境に優しい丁寧な暮らしがしたいともずっと思っていました。
また、もっと自然の中で子供たちを遊ばせたいと、休みの日には何時間もかけて山や海に行き、キャンプをしたりピクニックをしたりしていました。平日はフルタイムで働き、土日はキャンプ。帰ってから大量の洗濯と片付け・・・体力勝負です。渋滞に巻き込まれ、何時間も車移動の時も多々ありました。へとへとになりながらも、それでも自然を求めていた私たち。
もっと近くにあったらなーといつも思っていました。
移住を本気で考えたタイミング
そして息子が中1、下の娘が小1に上がる時期、移住するならこのタイミングしかない!最後のチャンスがやってきました。
だって息子が中学生に上がったら、部活も始まって2年生から転校も厳しいし、ましてや受験が控えていて、そんな時期になかなか引っ越しなんてできない。
そして住宅ローンも3年ほど前に終わった事もあり、この時期を逃したら移住はないと、真剣に検討し始めました。でも、2023年4月の地点で住む家がなく、無理かと諦めかけたのが9月頃。
たまたま移住促進の町営住宅の申込の話を夫がネットで見つけ、とりあえず応募してみました。与論島は家がなく、かなり倍率が高いことは知っていたので無理だろうなーと期待していませんでした。
が、なんと、入れました!!
せっかく入れたのだから、神様が行けと言っている!と心が決まり、退職を決め、今に至ります。
退職する決断をする前の不安との格闘
でも公務員という安定の仕事を辞め、子どもを3人連れ、12年、一生懸命必死に繰り上げ返済してローンを返した一軒家を売り、実家の近くの地元の埼玉を離れる決断は、迷いに迷いました。
本当に後悔しないのか? お金は大丈夫か? 仕事はあるのか? 島の人とやっていけるのか? 子どもたちの学業は? 環境の変化についていけるか? 実家に頼らず生活していけるのか?
などなど、考え出したら不安なことが多すぎて、随分迷いました。
夫だけ先に行くことも考えましたが、働きながら子どものことや自治会のこと、家のことを全部一人でやる自信もなく、一緒に行くことを選択しました。
夫だけ好きな場所で好きなことをするなんて、ずるいー!!とも思った私。
退職を決断したもう一つの理由
また、退職にあたっては、娘のことが大きいです。
真ん中の娘は学校に行ったり行かなかったりで休みがち。そんな娘のことが理解できず、仕事が休めない私は、とにかく学校に行ってほしい想いが強く、なぜ行けない、行かないのか、娘を攻め続けていました。
理由は言わない、もしくはわからない娘にイライラが募り、つい嫌な言葉を浴びせてしまう。そんな自分も嫌でした。自分は学校で他人の子を見て、自分の子は家で一人でいる、何とも言えないモヤモヤ。
仕事をしていなかったら、もっとゆとりを持って接していけるのに・・・と思いながら、せっかく手に入れた公務員という安定した職を捨てることができなかったです。
そして下の娘が小学校に上がるとき、「もしかしたら下の子も上の娘と同じく学校に行かなくなるかも。このまま仕事をしていたらまた同じことを繰り返しそう。あの悶々とした気持ちを抱えながら仕事をするのは、もう嫌だ!もう2度と同じ思いをしたくない!娘にも同じ気持ちを味わせたくない!」と本気で思いました。本気で退職しようかと迷っていた時に、与論島の家が決まり、退職の決断ができました。
自分の生き方を考える
それまで移住を見据え、どんな人生を送りたいか、色々な本を読んでいっぱいいっぱい考えました。
そして自問自答しました。
どんな人生を送りたいの?
死ぬ時に後悔しない生き方がしたい。
自分も周りも笑顔で楽しい人生にしたい。
じゃ、どうしたらいい?
やってみたいことは全部やる。
やってみたいことを一緒にチャレンジする仲間を作る。
やってみたいことって?
・自給自足で野菜を育てたり、電気を自給したり、薪でご飯を作ったりして、地球にも環境にもやさしい暮らしがしたい。もしくは、そんな体験ができるフィールドを作りたい。
・DIYが好きなので、自分の家を自分で直したり、好きなように手作りしてみたい。
・みんなに泊まってもらう場所を作り、一緒に家作りや野菜作りができたら楽しそう。お客さんに泊まってもらえたらお金も自給できそう!
・子どもにもっと自然の中でたくさん遊んでほしい!
・もっと時間にも心にもゆとりを持って、子どもたちと過ごしたい。
・子どもたちにもやりたいことを思い切りやってほしい。その前に、親の私たちが自分のやりたいことにチャレンジする姿を見せたい。
もっと言えば、
・全国の友達に会いに行ったり、全国各地にある自給自足フィールドや食べられる森を訪ねる旅がしたい。
・子どもを海外にも連れていきたい。世界は広いと言うことを知って、海外・語学に興味を持ってほしい。その上で日本の良さを感じてほしい。っていうか、私も海外を見たい!!
・親戚一同、もしくは友達みんなを与論島に呼んで、自分の育てた野菜や果樹でもてなしたい!
自問自答していくと、やってみたいことがたくさん出てきました。
それにはお金も必要だけど、時間はもっと必要!今までの働き方をしていたら、安定はあるけど、やりたいことが不完全燃焼で終わりそうな予感・・・
遊暮働学の生き方
私が目指す生き方をするためには、公務員では難しい。
だから、島でも教員という仕事はできるけれど、今はやってみたいことにチャレンジし、自分の好きなこと、新しいことをやってみる毎日を過ごしています。
島で暮らすこと、子育てすることは今できています。この選択は経験になる!と確信しています。そして、これからどう生きていくか、自分も笑顔にそして家族が笑顔で過ごしていくために、するべきことは何か。
私は退職して島でどうやって収入を得ようか考えていた時に、ネットで遊暮働学(ゆうぼどうがく)の暮らし方を知りました。遊びが暮らし、生活するために働くことから学ぶ。暮らし自体が遊びであり、学びであり、それが生きるということ。その暮らし自体をブログで発信することで、収入を得ることもできるらしい!!!
パソコン苦手だけど、発信なら場所は関係なくできるし、教えてもらえるならやってみよう!
公務員を辞めて家族で島暮らしをするなんて、レアな体験だから、この暮らし自体を発信すれば、誰かの役に立つかもしれない。
実際、どんな島暮らしをしているか知りたい!という人がたくさんいるから、ブログを書いてみよう。それでお金を自給できたら最高じゃん^^
島暮らしの様子をみんなに知らせ、仕事を辞めたいけど辞められない人に、島に暮らすことに興味がある人に、人生の大きな決断に迷っている人に、こんな生き方もあるということ、こんな人生もあるということ、誰でもできるということを伝えることができたら、生き生き人生を楽しむ人が増えるかもしれない。
そんな思いで、「お金の自給」講座に申し込み、島暮らしの発信を始めました。
自分のやりたいことをやりきる人生を歩む
私は今、自分の興味のあること、新しいことをやってみながら、島暮らしをしています。不安になることもたくさんあるけれど、チャレンジしたことを後悔はしないと思うし、自分次第でやってみたいことにチャレンジできるこの環境に感謝しています。
今まで出会ってきた人とは違う価値観や考えの人に出会ったり、新しい発見や学びがあり、今までは本当に世の中のこと、社会のことを何も知らなかったし、知ろうともしていなかったことを痛感しています。
仕事を辞め、島で暮らしたことで、もっともっと自由で好きなことをして生きていきたいと思うようになりました。
自由には責任が伴います。楽なことばかりではない。でも、安定志向でやりたいことは後回しで生きるより、やっぱりチャレンジする生き方を選びたい。そして、子どもにも、自分の好きなことを思い切り楽しむ人生を送ってほしいと思うのです。
私は、どんな人も自由に自分らしく生きる権利があると思います。
でも、仕事が忙しい、子供がいて手がかかる、お金がないなどいろいろな理由で、やりたいことは後回し、できるようになったらやろうと考える人が多いのも事実。
やりたいこと、好きなことが何だったのかも忘れるくらい、毎日の生活に追われています。
私も同じだったから、わかります。
でも、人生は一度きり。後戻りはできません。
1日3分でいいから、自分の将来のこと、こんな生活がしてみたい!と考える時間を作ってみてください^^
その夢をどうやったら実現できるか、少しでいいから考えてみませんか。
少しでも夢に近づく1歩が踏み出せたら、実現に近づいていくかもしれません。
想いは叶う!
逆に想わなければ、諦めてしまえば、叶いません。
想いは叶います^^
想うのはタダ。そして話すのもタダ。
想いを書いたり、話したりしてアウトプットすることで夢は近づくそうです。
このブログを読んで、少しでもやってみたいことがある人の1歩を踏み出すお手伝いができたら嬉しいです。
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